5時からサラリーマン(男)の生態

ジャンルはテキトウ、内容もテキトウ。思いついたまま書いています。

ユーザーへの取扱説明

実験室改修後のユーザーへの取扱説明の際、重要な事。

今日、取説をしてみて感じた事を自分なりにまとめてみた。

 

・使用上の注意を伝える。

 (まぁ、当たり前と言えば当たり前だが。。。)

 

・設計コンセプトを伝える。

 どういう意図で、どんな工事をしたかを伝える。

 さらに出来れば、設計上、施工上の苦労話も伝えるとGood!

 

・非常時の動作について伝える。

 通常の動作についても大切だが、それ以上に大切なのは非常時の動作。

 トラブル時の動作がどうなるか、最悪のシナリオはどういったものなのかを伝える。

 

・基本的な動作について説明。

 例えばドラフトの場合、

 VAVがどういう仕組みで動くのか、

 VAVとは一体何なのかについての説明をしておくこと。

 

 VAVは変風量装置です!との説明だけでは不足。

 最低でも、ダンパーの開度で抵抗を変化させる事により、風量が制御される事の説明は必要。

 

・不具合について

 緊急時のトラブル対応についての説明はもちろん必要だが、

 それ以外の 実際、使用してみての運用の問題や、やっぱり、こうして欲しい等については、期限を設ける。

 これが、やっぱりこうして欲しいな~、こうして欲しかったな~といつまでも言われ続けると大変。

 場合によっては、施工瑕疵のものも、期限が過ぎれば、施工者に冷たくあしらわれる可能性もあるのと、瑕疵以外の部分でも、早い段階では、施工者が近くでいるので、口頭で簡単に相談、説明できるものも時間が経つと、わざわざ施工者に日程を確認して、来てもらう必要が発生してしまう。

 

 

今日の教訓:

慣れている施工業者の場合、ユーザーへの取説の事も工程に入ってくるが、今の時代、指定業者とか、指定の担当者でお願いする事は難しい。しかも、発注金額も調達部門からの厳しい交渉で決まった金額となる為、施工担当者の私の様な立場の人間に対する対応も手厳しい。

 

例えば、ユーザーへの取説についても、場合によっては、それは発注内容に書かれていないと言われる事もある。

 

今回の取説は、まぁ、いろいろあって、後輩と一緒に資料を用意し、自分たちで説明をした。

 

取説についても、事前に発注仕様書について、書いておくべきだったという事と、取説を考えた工程をくんでおくべきだったと反省。