某施工業者による、バルブ操作ミスによる不具合があった。
不具合が分かったとき、怒る人、なんで?と言う人、報告書!と叫ぶ人いろいろいると思うが、
私は、まず、確認をする。
今回は、施工者業者側から、不具合の連絡があったのだが、
連絡を受けた際、「不具合が起こったのは分かったけれど、復旧したの?」と確認した。
私は一応、施主として仕事をしているので、
今の状況が大切。原因は原因で大切なのだが、今、どうなっているのかが知りたい。
今は、復旧しているのか、対応中なのか、どうなのかが知りたい。
原因は、バルブ操作ミスで、明らかな様だが、
復旧作業はしたが、復旧が完全かはどうか疑わしいようだ。
復旧したの?との問いに対しては、
原因は分かって対応はしましたとの回答だが、
明確に「復旧しました」というものではなく、なんともはっきりしない回答。
不具合について、簡単な報告を受けて、
「まず、現場に行ってみよう」と言って、
施工者と一緒に現場を確認。
復旧してない。。。
どうすればいいかを、施工者と現地で話しながら、
思いつくものを整理し対応。
復旧を確認し、報告書作成のお願いをし、現場を離れた。
そんな、こんなで、約2時間の時間がパー。
その後、関係者に説明やら、資料作りやらで、さらに、約2時間がドボン。
施工者が大変なのは、よく分かるが、
私の時間を返して欲しい。。。
席に戻ると、不具合を起こした施工業者さんの上司から、
「不具合を起こしてしまい申し訳ございません。
被害の状況について教えて欲しいのですが。。。」
との電話。
私は、何が聞きたいのか逆に問い直すと、どうやら、
次の日に、どの程度の階級の人が、何人謝罪に行けばいいのかという事を知りたい様子。
私は、偉い人はいらない。謝罪も不要。
まず、報告書の提出と、
今後、こういった事を起こさないように、
今回の不具合について、前向きにディスカッションをして、
今後の再発防止にいかしたいと伝えた。
■今後の反省。
今回の不具合について、私の方も、反省をするべき点があって、
今までは、チェックリストなんてという施工業者には、私がチェックリストを作って、
作業をしてもらっていたのだが、今回の施工業者さんは、チェックリストを作れる能力のある施工業者さんで過信していた。
それでいて、今回、バルブの操作手順書について、提出を要求していたが、提出されない状態でも、作業を進めさせた事が悔いが残ります。
チェックリストって大切と実感。
面倒な施主だなって思われても、チェックリストは必要と言っていきます。
チェックリストの何が大切かというと、
ミスが減ると言うこともそうだが、
ここまで、やったという事を第三者に説明出来るという事。
そして、第三者に説明をしよとすると、自然ときちっとして、不具合も起こらない。
医療の現場や、建設現場、航空機のトラブルシューティングといった事例はもちろん、
末尾にチェックリストのチェックリスト(チェックリストを作る上での注意点)が記されています。
オススメです。