設備業界の特許は、いろいろあるが、その扱いが面白い。
例えば、熱源廻りの流量制御について
・1次ポンプ方式熱源変流量制御システムおよび方法:山武(現 アズビル)
・冷凍機用の変流量制御:ダイダン
・熱源システムの冷却水流量制御方法:三菱重工業
・空調用ポンプシステム:川本製作所
(詳細を説明すると、大変なので内容は割愛)
等々。。。の特許があるが、
特許を取得していない他の会社も同じ様な事をやっている。
え、それって、特許権の侵害じゃ無いの?
と思いきや、訴えられる事も少ない。
なぜか?
それは、侵害している事を見つける事が難しいから、
又、それが分かったとしても、費用がかかるから、
つまりは金持ちケンカせずだ。
とは言っても、なぜ、それなら、
出願する会社は、高い費用をかけて、出願するのか?
某社担当者に聞いたのだが、
それは、対抗措置として、使用する事が目的らしい。
○○の特許侵害で、A社に訴えられたB社は、
B社が持っている特許技術をA社が無断で使用している事を発見。
対抗措置として、B社は持っている特許権を使用する
てな事らしい。
あくまでも、一部の方に聞いた話ではあるが、
製造業と建設業とでは、特許についての考え方も違う様だ。
教訓:特許=お金じゃない。特許件数だけで、会社の業績は判断してはいけない。