5時からサラリーマン(男)の生態

ジャンルはテキトウ、内容もテキトウ。思いついたまま書いています。

建築工事の工程遅延を防ぐ方法

竣工間際にも関わらず、建築工事が遅れ、設備の試運転がうまく出来ない現場が多い。

先日、元職の時の現場の仲間(空調、電気のサブコンさん)と飲んだのだが、相変わらず、建築工事に対してのグチが多かった。

 

私の様な、立場(施主側)の人間が出来る事は、

竣工、引渡日の前に、建築工事完了日を予め決め、

そして、施主検査の工程を盛り込む事。

 

もっというと、フロア毎に、検査日を決めてしまう。

 

”施主検査”というと、嫌がられる事がおおいのだが、

実は、検査日を予め決めておくと工程は遅れない。

 

工程が遅れている事を、ゼネコンさんは隠したがるが、

施主検査日に遅れている事は隠せない。

検査日に、建築さん遅れていますねと指摘する事で、

遅れを取り戻そうとゼネコンさんは頑張る。

 

もっというと、単なるフロア毎の検査だと、

意匠だけ終わったように見せられる可能性がある為、

各フロア毎に、以下の2つの検査をするようにしている。

・天井内検査

 (天井を貼る前に、設備機器がちゃんと吊られているのかどうかの検査)

・内装検査

 (壁、天井が貼られた後に検査)

 

竣工間際になって、大きな火を噴く現場となるよりは、

多少、嫌われてでも、検査をした方が良い。

 

施工者もあとから、まとめて指摘をされるよりも、フロア毎に指摘をされた方が、手直しをする時間もあるので、いいと思う。

 

 

教訓:

・建築の工程が遅れてしまったら、遅れている事をゼネコンさんに隠蔽される前に、指摘するべし

・施主検査は嫌われてもフロア毎にやるべし

・天井内検査もすべし。

(設備機器が吊ってないのに、天井を貼られる事を防止)