5時からサラリーマン(男)の生態

ジャンルはテキトウ、内容もテキトウ。思いついたまま書いています。

ゼネコン、設計事務所で働く上で必要なスキル

それは、謝らないこと。
 
ゴメンナサイと言ったら、設計ミスを責められる。
つまり、費用を支払う必要が発生してしまう。
 
例えば、
設計図に保温についての記載が無いので、この蒸気の配管も、保温しなくていいですよね?
と設備業者から言われた際、
 
「申し訳ございません。図面に、記載を忘れました。」と答えたら、
設備業者から請求されてしまう。
 
そして、請求されたお金を施主に、
「申し訳無いのですが、図面に記載をし忘れてしまった為、設備業者から請求を受けてしまいました。」
 
と、そのまま、ストレートに伝えたら、
 
施主からは、
「何やってるんですか?設計料払ってるんだから、しっかりやって下さいよ」
 
と怒られるだけだ。
 
そして、図面に記載を忘れた事により、新たに請求されたものについて、
 
「分かりました。いくらですか?」
なんて聞いてくれる施主はいない。
 
そこで、どうするかと言うと、立ち回りで、どうにかしてしまう。
そうやって、生きている設計事務所先生や、ゼネコンを何人も見てきた。
 
設備業者:「保温しなくていいですよね?」
 
設計事務所先生:「バカか?! 何年この業界にいるんだ?」
 
設備業者:「・・・」
 
設計事務所先生:「蒸気配管を保温しなかったらどうなる?」
 
設備業者:「あつくなります」
 
設計事務所先生:「それで、いいの?」
 
設備業者:「良くは無いですね」
 
設計事務所先生:「だったら、保温するのがふつうだろ?
 
設備業者:「その費用は?・・・」
 
設計事務所先生:「必要なものは、初めから見積に入れておいてよ、困るんだよね~、そうやって後から言われても」
 
設備業者:「費用は、いただけると考えてもいいでしょうか?」
 
設計事務所先生:「設計図の特記仕様所に、”当然必要と思われるものについては、見込むこと”って書いてあるでしょ」
 
設備業者:「・・・」
 
設計事務所先生:「請求しても良いけれど、請求するだけムダだよ」
 
設備業者:「つまり、無償で対応しろという事ですか?」
 
設計事務所先生:「分かったもういいよ、今度、話が分かる人、連れてきてよ。会社 対 会社の話するから。」
 
 
施主と、設計事務所先生との会話
 
設計事務所先生:「蒸気配管の保温について、設備業者から請求されたのですが、必要なものについて、請求してくるのはおかしいって、言ってやりましたよ。」
 
施主:「そうですか・・・」
 
設計事務所先生:「こうやって、あれもこれもと、請求してくる悪徳会社がいるから、設計監理の仕事が大切なんです!
 
 
一例ですが、
こうやって、立ち回る、設計事務所、ゼネコンがいます。
 
設計落ち(図面の記載漏れ、設計ミス)を、立ち回りだけで帳消しにし、
施工業者を泣かせてしまう、ひどい・・・
 
中には、誠実に仕事をされている方もいるかも知れませんが、
こういう輩がいるから困ったもんです。
 
建設業恐るべし。。。