5時からサラリーマン(男)の生態

ジャンルはテキトウ、内容もテキトウ。思いついたまま書いています。

職場の後輩が結婚して思った 社内恋愛の手続き

私の職場の後輩が結婚することになった。


彼と私の関係は、
彼が、数年前転職して入ってきたときの、私が彼のOJT担当。

彼が20代後半で、転職してきた時、
採用面接に立ち会った私の上司からは、

「ちょっと、変わったヤツが入ってくる」

「20代は貴重なので、ちょっと変なところがあるけれど、採用した」

「お前も変わっているから、お前なら、育てられるだろう」

という様な事を言われていた。

私の職場は、中途・キャリア採用が多く、
新卒採用はほぼゼロ。

そんな訳で、20代も、ほぼゼロ。

貴重な20代の彼のOJT担当となった私は、
変わっている彼とすぐに、意気投合し、
会社の中では、変わっている彼ではなく、
変わっている彼らとなっていった。


彼と、私は、
何が変わっているかというと、
他人の目を気にしないこと。

 

寝ぐせも気にしない。

シャツがズボンから出ていても平気。

話がツマラナイと、明らかに違う事を考え始める。

等々。。。

(今は、妻がうるさいので、気をつけるようにしています)


彼に、公私ともに、包み隠さず、自分の過去の失敗、反省を教え、
うまくいく様にするための、ハッタリ、立ち回りの仕方を教えた。
(上に、上げたような、他人の目の話は、私がダメなので、それ以外の事)


彼の誕生日には、一人で過ごすのか?と聞き、
そうだと言われれば、
女性と行く様なオシャレな店へ彼を連れて行き、
来年は、彼女と来られると良いな!
と、私なりに御祝いしていた。

 

ある日、職場の飲み会の際、
ほろ酔いになった彼と同時期に転職してきた同僚が、
彼が、社内恋愛をしている事を、吹聴しはじめた。

彼の顔色が、真っ赤になった。
初めは、照れているのか?と思っていたが、
そのうち、怒りだした。

「ちょっとトイレに行ってくる」
そう言って、トイレの壁をぶったたいていた。


おいおい、壁には罪は無い。

ヘロヘロ:「自業自得だよ、悪いのは、小島君」

(彼の事を、仮に小島君としておく)


それを言われ、きょとんとする小島君。

小島君:「・・・」

ヘロヘロ:「あいつに、恋愛のことを話した、小島が悪い」

小島君:「・・・」

ヘロヘロ:「あいつが、そういった話を聞いて黙っていると思うか?」

首を振る、小島君

ヘロヘロ:「そうだろ!だから、社内恋愛はトップシークレット」


その後、小島君に、私の過去の社内恋愛での失敗を伝えた。

client-engineer.hatenablog.com


それ以来、彼は、社内恋愛の事を、以後、一言もしゃべらなくなり、
人に聞かれても、うまく濁すようになっていった。

当時、噂のあった小島君の彼女?!は退職し、離れた所へ引越をしていった。
その際も、彼は、周りから、いろいろ聞かれてはいたが、
うまく、雲に巻き、濁していた。


それから、数年が経ち。

 

職場のミーティングの場で、
小島君は、
「結婚することにしました」
と皆に言った。

皆、きょとんとしていた。


公表した経緯としては、引越をする事になり、
通勤手当、家賃補助等の変更手続きをするにあたって、
部長から、結婚を公表するべきだと言われ、渋々従ったとの事らしい。

小島君としては、もっと黙っていたかったようだ。

同僚から、
「ヘロヘロ、小島君の結婚、知ってた?」
と聞かれ、

全く知らなかったということを伝えると、ビックリしていた。


ヘロヘロには、世話になっていたんだから、真っ先に伝えるべきじゃないのか?

小島、オカシイよ!!!

と、同僚は言っていた。


私自身、人の私生活には、興味が無いので、どうでもよかった。


衝撃の結婚発表から数日経って、

所で、小島君のお相手は?という事が職場で話題になり、

部長なら、知っているのでは?と思い、聞いてみると、

知らないとのこと。


部長曰く、
「社内恋愛は、トップシークレットですから」

と小島君に言われたとの事。

それを、聞いて、部長に、

「あ、それ、教えたのは、私です」

「私が、社内恋愛の事は誰にも言うなって教えました。」

「でも、部長にまで、言わないなんて・・・」

と言ったところ、

部長は、

「とはいっても、何事にも常識とか、程度ってあるだろう」

「小島君は、常識分かってるのか?」

とちょっと、おかんむりな様子。


小島君を個別に呼び、
「伝えるには、順番てあるだろう・・・」

「あと、部長には、相手を教えても良いだろう・・・」

と伝えた所、

「トップシークレットって言ったの、ヘロヘロさんじゃないですか!」

「まだ、籍はいれたものの、結婚式は挙げていないので、公表しなくてもいいのでは?」

と悪いと思っていない様子。

こりゃ、ダメダ。。。

部長には、小島君が、常識が無いわけでは無く、
彼なりの個性として、理解して下さい

とお願いをしておいた。


その後、大分経ってから、
小島君のお相手が分かりました。

もちろん?!社内恋愛です。

お相手は、今も在職中の別の部署の女性。


小島君には、結婚してから、
私の様に、妻に尻に敷かれ、虐げられないようにする方法を教えた。

 

彼が、楽しい日々を送れることを願って。。。