5時からサラリーマン(男)の生態

ジャンルはテキトウ、内容もテキトウ。思いついたまま書いています。

リストラ発表後の労働組合の動き

リストラ発表の際、私は幸か不幸か、労組の地区役員をしていた。

幸は、情報が早いということ。
不幸は、頼られるということ。

会社からのリストラ発表後、昼休みに、労組の地区の長から、私、自信の心配をされた後、これからの話があった。

今日の業務終了後、
本部役員も参加し、職場会を開催する。

私の役割は、職場会の開催案内をすることと、会場設営。

昼休みに労組 組合員に職場会の案内を送信。

その後、通常業務をしたが、業務のことはあまり覚えていない。

業務終了後、急いで会場設営。

いつもは、出席率が半分いくかいかないかぐらいなのだが、今回の出席率は、ほぼ100パーセント。

管理職よりも年上で、労組活動なんてとバカにしていた先輩も来ていた。


ヘロヘロ:
「定刻になりましたので、はじめさせて頂きます」

「本部役員の〇〇さんから、お願いします」

本部役員
「会社から、大変な発表があり、皆さん、大変かと思います。
労組へは、会社から今日の午前中、皆さんへの説明とほぼ同じ時間に説明がありました。
内容が内容なので、労組としても出来る限りのことをしたいと思い、この職場会に参加させて頂きました」

「今回の発表は、整理解雇では、無いことを会社側に確認しております。
整理解雇とは、業績が悪い時に、会社を維持するために行われるものですが、今回は、それに当てはまりません」

「今後、会社と詳細について、協議を進めていく予定です」


その後、質疑応答が始まった。

・労組はどこまで知っているのか?どこまでの情報を持っているのか?
→皆さんと同じ。

・労組は何をしてくれるのか?
→組合員の代表として詳細を会社と協議する。
組合員に寄り添う。

・今回の会社の発表を覆すことは出来ないのか?
→出来ない。

・整理解雇と違うとはどういうことか?
→退職するかどうかは、本人が選択出来る。どうしても残ると強い意志があれば残れる。会社は、退職を強要すること出来ない。

・退職を強要出来ないというのは本当か?
→本当。もし、強要されたら、労組に言って欲しい。

質疑応答の時間は、30分以上になっていた。
中には、「転勤してきたばかりなのに、許せない」
「管理職はどこまで知っていたのか?」

「黒幕は誰か?」なんて発言もあった。

そして、労組には、「何やってるんだ!」

「労組がなめられているから、こんなことが起きるんだ!」といった厳しい発言もあった。

今、思えば、皆、必死だったのかも知れないが、私は、リストラを宣告された側かつ、労組しっかりしろと言われている側なので、勘弁してよと思っていた。

 

発言が収まった後、椅子を片付けながら、家に帰って、妻にどう伝えようか考えている自分がいた。

 

教訓:労組で出来ることは限られている。
リストラ発表後に覆すことは困難。
整理解雇とそうでないリストラは、扱いが違う。