5時からサラリーマン(男)の生態

ジャンルはテキトウ、内容もテキトウ。思いついたまま書いています。

リストラ発表後のアウトソーシング先の説明会2

今、勤務している会社の社長の話が終わり、次はアウトソーシング先の会社による説明。

アウトソーシング先の社長から、
リストラされる側の我々に対して、
「まず、今回のプロジェクトは、皆様無しでは、成り立ちません」
との話しから始まった。

業務手順等のマニュアルを作成することの協力のことを言っているのかと思ったのだが、
要するに、今の会社から、アウトソーシング先へ転籍して欲しいとのことだった。

転籍してもらわないと業務が出来ないという切実な話を聞かされ、私は、絶対に転籍しないと心に決めた。

その後、アウトソーシング先の会社説明やら、給料等の条件の話があったが、頭に入ってこない。
だって、転籍しないって決めたから。。。

そんな私を尻目に、周囲は、必死にメモを取っている。

説明が終わって質問タイム。

誰も質問する気配無し。

そんな中、私は、はいっと手を挙げ質問をしてみた。

「説明を伺って、素晴らしい会社だなと思いました。同業他社との違い、これだという御社のポイントを教えて頂けると助かります」というようなことを聞いてみた。

回答は、覚えていない。
自分で質問をしておきながら、記憶に無い。"総合設備業"というキーワードを聞いた気がするが、記憶にのこっていない。

その他、
「現在、政府が進める 同一労働、同一賃金についてどうお考えでしょうか? 親会社に負けない、価値のある仕事をされている自負があると伺いましたが、親会社との賃金の差はどの程度でしょうか?」と質問した。

これには、相手も苦笑いで、親会社とは業態が違うので、賃金の差はやむを得ないとの回答であった。

「賃金の差を縮めるには、親会社に転籍する方法もあるかと思いますが、親会社に転籍する可能性はあるのでしょうか?」と食い下がって聞いてみると、

親会社への転籍の可能性は、無いとの回答であった。

「親会社との賃金の格差、悔しく無いのですか?」等を聞いたら、

アウトソーシング先の社長を、含め、親会社から来た人達であり、苦笑いしていた。


私の他は、有給休暇や、フレックス勤務の有無等についての条件の質問が2,3あって、説明会は終わった。

業務に戻ろうとすると、アウトソーシング先の人事担当者から、名刺交換を求められた。私のような、イキガイイ人に是非来て欲しいとのことだった。

私は、なんだか、スッキリとした気持ちだった。
イヤミな質問をしても、笑顔で名刺交換を求められ、悪い気はしないが、この会社に転籍しても未来は無いなそう思い、第三の道を探すことに決めた。

あとは、家族がどう言うかだ。

教訓:いろんな可能性を残しておくのは有効かと思うが、方向性を自分で決めるとスッキリする。