冬季に冷気が建物に入ってきて、
居室が寒いというクレームがある。
ビル管法の室温18度以上、気流0.5m/s以下は、満たしており、
この建物どうかしている!とまで言われる筋合いは無い。
寒ければ、服を着ろよ!
設備担当の私としては、そう思うのだが、
なかなか、そうはいかない。
今年も冬が来る。
そして、憂鬱になる。
建物が陰圧だから、風が侵入してくるのでは?
そう思って、先月、建物の風量測定を実施。
結果、給気風量>排気風量
建物自体は陽圧。
ん。。。
ただ、この先月ってのが7月である為、
言ってみれば夏測定したデータ。
冬も陽圧である保証は無い。
冬になる前に、原因の把握、対策をしたい所。
その建物には、
・風除室はある。
・風除室から通じる廊下には床暖房がある。
・風除室側のペリメーターには、床吹くのファンがある。
・寒いと言っている居室と、風除室との距離は約50m。
寒いって言う人がおかしいと言いたい所だが、
冬になると、確かに冷気がエントランスから入ってくる。
風自体も今の時期は弱いが、
冬だと比較的強い風(風速2~3m/s)程度が入ってくる。
一体何が、原因なんだ。
そして、どうすりゃいいんだ。
抜本的対策をするにしてもお金がかかる。
お金をかけるには、説明する資料がいる。
資料を作るのにも原因の説明が必要。
そして、そもそも、これだという対策の案が無い。。。
今のところ、思いつく案としては、
・エアカーテンを設置する(やってみたが効果は少ない)
・寒いと言われる場所へパーティションを設ける。
(仮設で設置したが、見栄えとパーティション自体が、他部署とのコミュニケーションを妨げるため、会社からオフィス環境としてあまりよろしくないと言われている)
・風除室の形状を直線では無く、曲げる。
・建物を陽圧になるように、通勤時間帯用の給気ダクトを設ける。
・風除室の下部に吸い込み口を設ける。
ぐらい。。。
今、模索中。。。
今日の教訓:ビル管法は、設備管理者を守ってはくれない。
ビル管法を満たしていても納得はしてもらえない。