5時からサラリーマン(男)の生態

ジャンルはテキトウ、内容もテキトウ。思いついたまま書いています。

リストラ発表後 会社が費用負担する転職エージェントを活用してみた

リストラ対象となったのを、前向き?!に捉えて、

会社が斡旋する転職エージェントを活用することにした。

 

会社側からの条件は以下の通り

・エージェントとの打ち合わせは就業時間外とすること

・エージェントは会社へ来ないので、打ち合わせの上、エージェント指定先の場所へ自分で行くこと。又、交通費負担は会社は行わない。

・エージェントを使用したからといって、転職が確約される訳では無い。転職成否に会社は責任を持たない。

・エージェントへの費用負担の期間は、会社在籍期間中+○ヶ月とする。

 それ以上の期間の費用については、自己負担とする。

エージェントと会社のやりとりについては、エージェント側から請求された金額を会社が払うだけであって、エージェントと個人の細かいやりとりまでは、関与しない。

 

与えられた条件について、不満に思う内容は無かったので、

早速、エージェントにアポイントメントを取ってみた。

 

転職エージェントという業務柄なのか、

まあ、当り前と言えば当り前だが、飛び込みで、伺うのは無理なようで、指定の時間に伺うことなった。

(言われたのは、履歴書までは不要だが、転職先希望先について考えてくるようにということと、時間制限があるということだった。基本時間30分で長くても1時間とのことだった)

 

以前、私が、転職する際に、お世話になった転職エージェントの会社は、夜も営業していたのだが、

会社から紹介を受けたこの会社は、昼のみ営業。

つまりは、会社が費用負担するエージェントに会うには、

昼、仕事を休んで、行く必要があるということだ。

 

どうせ1年以内に、リストラされる身なので、

今ある有給休暇も、1年以内に使用しなければ、捨てることになる。

そんな訳で、躊躇せずに、有給休暇を取得し、エージェントに伺う事にした。

 

会社が費用負担する転職エージェントは、大手リクなんとかのグループ会社。

きっと、求人情報がザクザクあるんだろうな。。。と期待していた。

(実際に、会って、話を伺うまでは。。。)

 

場所は、低層雑居ビルの中。雰囲気は、個人指導塾のような雰囲気。

面談票のようなものに、

氏名、連絡先、訪問のきっかけ、希望職種、希望年収、希望エリア等の必要事項を記入し、いざ面談と思いきや、結構30分以上待たされた。

(前の人の面談が長引いているとのこと・・・)

 

暇を持てあましていると、声をかけられた。

エージェント:「大分、お待たせしました。こちらにおかけになってください」

 「大手におつとめなのに、転職希望ですか?」

 「何かあったのですか?」

 

ヘロヘロ:「私の所属するグループ会社が○月に解散することになり、会社から、”会社が費用負担する転職エージェント”として紹介されたので、伺うことにしました」

 

エージェント:「費用負担なんてとんでもない」

 

ヘロヘロ:「???」

 

エージェント:「この件、一銭ももらっていませんよ」

 

ヘロヘロ:「どういうことですか?」

 

エージェント:「転職希望者の方の転職が決まった場合、その成果報酬は、転職先から頂くので、まだ、頂いてません」

 「強いて言えば、なかなか転職先が決まらない方に対して、転職先が決まるまで、個別に対応する場合のみで、そのようなケースは、会社解散後になると思います」

 「ヘロヘロさんの場合は、そこまでしたくないでしょ?」

 

ヘロヘロ:「会社解散までに、さっさと転職先を見付けて、楽になりたいです」

 

エージェント:「では、厳しいことを言いますけれど、ヘロヘロさんの求める条件に合致する転職先は無いです」

 

ヘロヘロ「???」

 

エージェント:「一番のネックは、勤務先です。この○○県(田舎)で、この条件で探しても、見つかりません。勤務地を優先にするのか、待遇(給与)を優先にするのかどちらかを選ぶ必要があります」

 

ヘロヘロ:「御社は、リクなんとかのグループ会社さんだから、情報色々あるのではないですか?」

 

エージェント:「情報があると言っても、そもそも、この○○県は、求人が少ないのです。」

 

ヘロヘロ:「一件も無いのですか?」

 

エージェント:「今のヘロヘロさんの年収に合致する条件は一件も無いです」

 「勤務地を優先にするのか、待遇(給与)を優先にするのかどちらかを選ぶ必要があります」

 

ヘロヘロ:「お金優先で、お願いしたいです」(妻にそう言われている。。。)

 

エージェント:「では、全国も入れて範囲を広げると、こんな感じです」

 「どこか、興味のある所ありますか?」

 

ヘロヘロ:「無いです。。。」

 

エージェント:「今後のことを考えると、うちは、昼間しか営業していないし、県内での転職にこだわらないのであれば、別な所で探した方が良いと思いますよ」

 

ヘロヘロ:「そうですか・・・」

 

エージェント:「お気を落とさずに、ヘロヘロさんなら、条件さえこだわらなければ、転職出来ますよ」

 

ヘロヘロ:「年収キープは最低条件と妻に言われているので、、、」

 

エージェント:苦笑

 

ヘロヘロ:「今日、面談で教えて頂いた内容、会社の同僚等にも共有しても良いですか?、例えば、会社は一銭もお金を払っていない等・・・」

 

エージェント:「いいですよ、本当のことですから」

 「他、何か、聞きたいことありますか?」

 

ヘロヘロ:「会社に、私が面談に来たという事を伝えるのですか?」

 

エージェント:「伝えるのは、なかなか、転職先が見つからなく、転職先が決まるまで、個別に対応する場合ぐらいですね。」

 「ヘロヘロさん、転職先が決まるまで、うちで、探します?

 金銭面を含めた待遇優先ならば、ヘロヘロさんのことをよく知っている取引先も含め、ヘロヘロさん自身で探すという方法もあると思います。

 まずは、都内にある他のエージェントや、ヘロヘロさんがよく知っている取引先も含め探してみることをオススメします」

 

ヘロヘロ:「ありがとうございます」

 「なんか、御社のもうけにはならないのに、ここまで、教えていただき感謝です」

 

エージェント:「お力になれて良かったです」

 「ヘロヘロさんが、落ち着いている方で良かったです」

 

ヘロヘロ:「落ち着いてますか?」

 

エージェント:「落ち着いてますよ」

 「中には、今の状況が受け入れられず、その不満を語り、収集がつかない方もいます」

 「では、今日は、もう大丈夫ですか?何かあれば、又、連絡を下さい」

 

ヘロヘロ:「どうもありがとうございます」

 と御礼をし、時計を見た。面談時間は30分以内だった。

 

面談後、帰宅し、妻に

”○○県では、条件に見合うところは無い”ということを伝えた。

 

すると妻は、”遠くてもいいから、給料が下がらないところを探しなさい”

とのことであった。

遠くてもというのは、どこまでか?と聞くと、

通える範囲とのことであった。

やっぱ、家族一緒に暮らすのが良いよな、それを妻が気にしてくれているとおもったが、

私が単身赴任となると二重生活となり、お金がかかるのが嫌だからと言われた。

やはり、妻は、カネ ファーストである。

 

教訓:会社が費用負担する転職エージェントと言っても、別に会社が費用を支払っている訳では無い可能性有。

 転職エージェントの話を聞くと、世の中の情報が分かるため、一人で悶々としているよりは、お世話になるのはオススメ。

 転職するにあたって、特別な能力が無い限り、

 勤務地と待遇(給与)は、どちらかを妥協しなければいけない。