高校数学でつまづいて文系を選択する人は多い。
私もその一人である。
と言うのは、ウソで、
文系クラスか、理系クラスかの選択希望を出す前に、
高校の時の英語の先生に、「ヘロヘロ君は、文系でしょ?」と言われた事を受けて、
なぜか、カチンときて、理系を選択した。
今、思えば、勝手に文系と決めつけられた事への反発、
ただ、私があまのじゃくだっただけかも知れない。
周囲に、なぜ理系にしたの?と聞かれたら、
あまのじゃくだからと答えるのは、恥ずかしかったせいもあって、
「これからは理系の時代」
「バブルがはじけ景気は悪化の一途。文系だと就職が無い。」
「今、社会、企業から求められているのは理系だ」
と、答えていた。
(数学も出来ずに、堂々と言っていた自分自身の方が今、思えば恥ずかしいが。。。)
数学の出来はというと、学校内で後ろから10番以内。
100点満点で5点というものを取った事がある。
数学以外の、生物、物理、化学も、再試験の常連。
化学は、0点を取った後、
先生に、あの時は、体調が悪くて。。。と言い訳をし、
なんとか再試験、レポート提出で単位を取得。
どうしようもない、状況。
人より点数が取れていたのは、社会。地理、日本史、世界史ぐらい。
政治経済の興味はなぜか旺盛で、時事ネタには事欠かさない高校生であった。
その他は、英語も国語も並以下。
当然と言っては、親に怒られるが、
現役で大学に受かるわけも無く、浪人。
一浪の末、理系大学に合格。(国立後期でギリギリ。。。)
私大に行けるほどの金銭的余裕は無かったので、国立のみ。
以下の3点を重点的に考え、就職活動をし、
- 空調関係(空調の需要は無くならないと考えた)
- シェアが高い会社(出来れば、業界1,2位に入っている会社)
- 私でも雇ってくれそうな会社。(家にダイレクトメールが来た会社)
なぜかそれほど、苦労せず、自動制御メーカーに就職。
その後、転職を2度している。
社会人になってからの私は、理系の人って見られている。
「高校の時、数学が全然出来なくて」
と言うと、びっくりされる。
数学が出来なくて、理系として、食べていけるかと聞かれた場合の
私の答えは、No!
理系として食べて行くには、高校数学はMUST。
数学が出来ないけれど、理系に行きたいと言う場合は、
数学が出来るまで、勉強する事しか無いと思う。
今日、音圧レベルの計算をする必要があったのだが、
音圧レベルの算出には、logを使用した計算が必要。
音圧レベルの計算式は分かっても
logの計算のやり方を忘れてしまっていた。
家の本棚の高校数学の参考書を開いて、今、やっと思い出した。
もし、高校数学を手を抜いていたら、参考書を見ても思い出せず、
うんうんうなるだけで、先に進めない状況になっていたかも知れない。
高校数学って大切だなと再実感。
高校の時の、英語の先生ありがとう。