撤去工事を行うにあたって、
まず考えなければならないことは、
撤去による影響の有無とその対策。
あ、影響ですか?
分からないです。
とか、
影響ありますね。
てな感じで軽く言われては困る。
影響が全く無い様にする事は困難だという事は理解できるが、
影響をいかにして少なくするかという事が大切なのだ。
影響を減らすには、
・影響の発生する時間をずらす。
(例えば、平日昼間しか動かない系統であれば、休日夜間に作業)
・現場調査を入念にした上で、影響詳細を洗い出し、影響範囲を明らかにする。
・影響が発生、作業失敗した際のフォロー体制を整えておく
・作業手順を明確にする
等があるが、これが出来る人ってなかなかいない。
一番困るのが、『大丈夫です!』と言って、失敗する人、業者。
私は、失敗するのが嫌なので、
『大丈夫です!』と言われたら
何をもって、大丈夫と判断したのかを、確認する事にしている。
施工業者:「ブレーカーを落とします」
私:「影響は?」
施工業者:「落としても問題の無いことを確認しました。大丈夫です」
私:「なんで、大丈夫って言えるの?」
施工業者:「ですから、確認してますから」
私:「どこを確認した」
施工業者:「図面を見て確認しました」
私:「図面と現場ってあってるの?」
施工業者:「。。。」
私:「ブレーカー遮断による影響は?」
施工業者:「最悪の場合、○○が停止し、上のフロアの○○が。。。」
私:「それを防ぐには?」
と延々とやりとりが続く。
ちなみに、このやりとりが、今日は一時間半程度続いた。
なぜ?なぜ?と言うだけではさすがに、何も出来ないので、
施工手順案をこちらから提示し、手書きではあるが、
打ち合わせメモを施工者に渡し、今日は終了。
そして、明日、撤去開始。
明日、無事でありますように。。。
おっと、図面、手順書の回覧は、実施の二週間以上前といっているのに、
なんで、明日、作業なんだ~!
と今言ってもしょうが無い。。。
施主になったら楽と思ったのは幻想である事を、今日も感じる。
とにもかくにも、明日、無事でありますように。。。