5時からサラリーマン(男)の生態

ジャンルはテキトウ、内容もテキトウ。思いついたまま書いています。

「やり残しゼロ!」の仕事術60  を読んで

裏表紙に、

 

”超成長株“のあなたが

   いつまでも

 バタバタしていては

   いけません!

 

とある。

 

f:id:herohero-muryoku:20121103125317j:plain

自分は、若手だとおもっていたが、既に時遅し、

私は30代後半になっていた。

 

あきらめて、このまま、過ごすのは、

どうもバツが悪い。

 

終わらない仕事をいつも抱え、休日も仕事の事が気になっている状態。

これを、ずっと繰り返し生きているのはツライ。

 

そんな訳で、超成長株ではない、私は、この本を手にとって読んだ。

 

 

自分なりにこれだ!と思った項目について以下に記します。

 

No.5 一番のロス、「手戻り」をなくす方法

 

「手順」「結果」をチェックリストにする

「出来上がりと手順をチェックリストにする」

一つの作業が終わったら検算する。

例:100÷25=4の検算は、再度100÷25をするのではなく、25×4をする。

答えを導いた手順とは、異なる手順で確かめる

 

 

No.6 「やる、やらない」の決め方

すばやく、的確に判断するためには、どんなケースにも適用できる、はっきりした判断基準が必要。

具体的に、どう判断するかというと、

lean(リーン:ムダがない)生産方式にならい

「顧客にとって価値を生まないものをすべてムダとみなす」

 

 たとえば、ふだん何気なく開催している会議や、作るのが当たり前になっている報告書などは、社内の管理上必要なものであって、お客様に直接的な価値を生むものではありません。これら直感的な価値を生まないものは、すべて「ムダ」なのです。

 これらの「ムダ」には当然、コストがかかっています。コストが高くつけばつくほど、それはお客様のデメリットとなります。本来なら、お客様はもっと安い価格で同じだけの商品やサービスを手に入れられるものしかないからです。

 

判断するための"5つのステップ"

1.発生したタスクはどんなに小さくても、必ずTO DOリストに記入する

2.「やらなかったらどうなるか」を考える

3.記入した「タスクの目的」を考える

4.同じ結果を出すことができる「代替手段がないか」を考える

5.選択肢のなかから、「どれを実行するのか」を決める

 

 

No.7 ダンドリとは何か?

■やり残しはなくせる!

 

 私たちの仕事においてダンドリ不足は「やり残し」となって表れます。

「やり残し」とは言いかえれば、「間に合っていない仕事」ということなのです。

 

■ダンドリとは、”シミュレーション“

「ダンドリ(段取り)」を『大辞林』(三省堂)で調べてみると

「事を運ぶための順序。事がうまく運ぶように、前もって手順をととのえること。手はず」

とあります。

 

ポイントは、「前もって手順をととのえる」という所です。

もっとザックリいうと、「シミュレーションすること」なのです。

つまり、

「一日の始めから終わり、もしくはプロジェクトの開始から完了までをシミュレーションして、次に起こることに前もって準備しておくこと」です。

 

 

No.8日報は朝書く

日報を朝、書いておくと、その日のイメージがありありとわいてきます。

意識しなくてもシミュレーションできてしまうのです。

■「3つの要素」を盛り込もう

1.今日、なされるべきことは何か

2.それぞれの仕事にどれぐらいの時間が必要か

3.その日、業務終了時にどんな気分でいたいのか

 

■「やるべきこと」を書いてはいけない?!

「やりたいこと」「やるべきこと」のどちらも、

「自分が」やりたいこと、「自分が」やるべきことのように、主語は自分です。

しかし、自分を主体に置いてしまうと、

「本当にやらないといけないこと」が見えにくくなってしまいます。

 

「お客様に価値を提供するために、何がなされなければいけないか」

「プロジェクトを成功させるために、今日、何がなされなければいけないか」

を問いましょう。

 

 

No.9 「2種類の手帳」でスケジュールを管理する

時間を面積でとらえる。

モレスキン ウィークリー バーチカル

 

TO DOリスト

フランクリン・プランナー デイリータイプ

 

 

No.10 処理スピードがアップする行動習慣

□仕事を「なぜやるのか」確認する

 

□アウトプットを先にイメージする

 □紙の上で、アウトラインを書いてみる

 □必要なプロセスを書き出してもいい

 

□必要なものをそろえてから、とりかかる

 □スタートから完了までの手順を確認する

 □必要となるものを準備する

 □必要のないものは片付ける

 

□「時間ログ」をつける

 □各作業のまえに現在の時刻を確認する

 □開始時刻欄に書き込む

 □「いまから何をするのか」を書き込む

 

 

No.11「相手の反応」を”瞬時“に引き出すメール術

1.読み手に「伝わる表現」にする

 □相手は誰か

 □どんな立場の人か

 □どこまで背景や経緯を知っているか

 □どのような表現を好む人か

 □自分との関係、距離感はどうか

2.一メール、一要件を徹底する

3.タイトルには「結論」を書く

4.「リード→結論→背景→結論」の順番で書く

5.添付ファイルの情報も書く

 

 

No.13 「読みやすい文章」を書くテクニック

■「が」に注意する

文章を強制的に短くする一番のコツは、できるだけ「が」を使わないことです。

 

 

No.16 「報連相」はココがポイント

例えば、問題が発生した時、

 

1.事実  =「○○が核爆弾発射」

2.情勢判断=「アメリカが壊滅します」

3.意見具申=「ただちに戦闘状態に入りましょう」

 

というようにアメリカ国防総省の様に報告をする。

 

 

No.14 「人間関係づくり」が突破口!

人情の機微に通じるためのトレーニングとして、オススメは、

・チームリーダーになった後輩や部下へは、

  池波正太郎の『鬼平犯科帳』(文春文庫)

 

他にも司馬遼太郎徳川家康を描いた三部作

 『覇王の家』『関ヶ原』『城塞』(新潮文庫)がオススメ。

 

特に『関ヶ原』は抜群の能力を誇る石田三成が、なぜ徳川家康に勝てなかったのか。人間関係を損なうことが、いかに怖いことなのかを如実にわからせてくれます。

 

 

No.21 ダイバーシティ(多様性)があなたを伸ばす

■意見の対立は”宝の山“

「組織内に反対意見がある場合、誰が正しいかと考えてはならない。

何が正しいかさえ考えてはならない。

どの意見も正しい。

それぞれが違う質問に対して答えているととらえるべきなのである。

それぞれが、異なる現実を見ているのである」

(『非営利組織の経営』 P・F・ドラッガー ダイヤモンド社より)

 

 

表題に仕事術60とありますが、大項目はNo.21までです。

 

この本、読んでみてふ~んてレベルではなく、実践してみるぞ!

とやる気になる本でした。

 

是非、オススメ。

 

私も実践してみます。