年末の挨拶を断りまくっているせいかもしれないが、
なんだか、年末という感じがしない。
オフィスの大掃除をすることになっているが、
年末だと感じるのはそういった事ぐらいだろうか。
普段、机の掃除や、書類整理を広げてしていると、
暇人?!と思われるかもしれないが、今日は、別だ。堂々と出来る。
日常業務はほどほどに、机廻りを整理する事にする。
(普段からキレイに片付けておけば良かったのだが。。。)
その昔、転職する前、ヘロヘロというか、ボロボロになっていた時期、
年間で3日ぐらいしか休んでいなかった。
形式上の仕事納めに参加をし、
どうせ、俺、休めないし。。。
と思っていた。
当時、3月に引渡という建設現場に常駐しており、
いかにして、現場を終わらせるかを考え、そして苦しんでいた。
とは言っても、年末年始のいい所は、
職人さんが来ないという事であった。
いつもは、職人さんを遊ばせないようにどうしたらいいかを考えており、
日々、それに追われていた。
※遊ばせる
建設現場での隠語で、
する事が無く、時間をもてあましぶらぶらとさせてしまうこと。
もし、自分が怠け、明日の図面、施工ネタが無いと、
職人さんが遊んでしまう。
それにより、現場が遅れることはもちろん、コスト的にかなりの痛手を受ける。
50人の職人さんがいた場合、
日当2万円だとして、50人×2万円=100万円/日の損失。
※ネタ
資料のこと。
それと、、、
職人さんを遊ばせてしまうと、
『ふざけるな!いつまで待たせるんだ!帰るぞ!』と
職人さんからも怒られる。
又、それが続くと、本当に仕事が出来る職人さんが、現場から去って行く。
もう、○○さんとは仕事したくないという事になり、いい職人さんが集まらなくなる。
日当ではなく、請負で仕事をお願いしている場合は、
怒られる、信用を無くすだけですまなく、
会社 対 会社の話となってしまう。
さらには、現場が終わらなかったら、億単位の違約金が発生する。
そんな事もあり、
もし、ここで寝てしまったらと考え、
家に帰らず、現場に泊まる生活をし、日々追われていた。
しか~し、新築現場の場合は、工期が遅れていようが、火を噴いていようが
年末、年始は職人さんが休み。
(来て下さいとお願いをしても、簡単には来てもらえない。。。)
当時の私が年末年始に集中してやっていたのは、
・竣工までの残リストの作成。
何が終わっていないか、又、その理由についてリスト化していた。
これがあれば、いざとなった時、他社にも仕事をお願いする事が出来る。
出勤する人が少なく、割り込みタスクが少ないときに集中してやるとはかどる。
・完成図書まとめ
試運転、引渡時期となると、現場のコピー機は、
試運転結果記録のまとめや、完成図書作成でフル稼働する事になる。
コピー機の順番待ちとなり、日中、印刷することが出来ず、深夜にする事となる。
さらには、現場事務所で寝泊まりする人が多い場合、
音がうるさいからコピーするなと言われ、The END!となる事もある。
コピー機が空く時期、それは年末年始。
大晦日まで出勤し、そして、元旦から出勤し、
人がまばらなこの時期に、コピーし、ファイリングしまくっていた。
平面図の様な、現場が進んでいるときは、最終形がどうなるか見えないようなものや、
管理者向けの中央監視装置取扱説明書の様に、現場によりカスタマイズが必要なものは、別として、
機器の資料や、スイッチ類の取扱説明書は、どの現場も変わらないので、そういったものをまとめまくっていた。
今も、それなりには忙しいが、
あの時の事を考えると、それほどではないなと思う。
人から、外乱を受けないこの時期にやるべき事、やれる事をする事の大切さを今も感じている。
教訓
年末年始にしかできない事をやる。
もう一度、仕事上のリストの整理や、周りの時が止まっている時にしか出来ない事をする。