マインドセット(MINDSET)ってなんぞや?
と思い、この本を読んだ。
私の住んでいる地域の図書館で検索しても見つからず、
amazonで中古を探しても、新品と値段がそんなに、変わらなかったので奮発して新品を購入。
以下、引用。
能力は生まれつき決まっていると思う
→こちこちマインドセット
(fixed-mindset)
能力は伸ばせるし、人は変われると思う
→しなやかマインドセット
(growth-mindset)
'60年代によく言われた言葉に「完成品より途上品」(Becoming is better than being)という言葉があるが、凝り固まったマインドセットは、こつこつ学んでいく贅沢を許さない。すでに完成していることを求めるのである。'
'伝説的なバスケットボールコーチ、ジョン・ウドゥンは、失敗を何かのせいにしないかぎり、その人は失敗者ではないと語る。つまり、自分が間違いを犯したことを認めることができれば、そこから教訓を得てまだまだ成長していけるということなのだ。'
'努力を怠りがちになる背景には、以心伝心で通じるはずという期待がある。夫婦は一心同体なのだから、わざわざ言わなくても、こちらが何を考え、何を感じ、何を求めているか、分かってくれて当然だと。でもそんなことはあり得ない。説明しなくても通じると思っているととんでもないことになる。'
成功したときにどんな言葉をかけるか
「そんなにはやく覚えられたなんて、あなたはほんとに頭がいいのね!」
→はやく覚えられなければ、頭がよくないんだ。
「マーサ、あの絵をごらん。あの子は将来のピカソじゃないだろうか」
→なにかむずかしいものを書こうとしないと、ピカソとは思ってもらえないんだ。
「あなたはすごいわ。勉強しなくてもAが取れたんだから」
→勉強しないほうがいい。さもないと、すごいと思ってもらえない。
頭の良さをほめると、学習意欲が損なわれ、ひいては成績が低下したのである。
「ほめるときは、子ども自身の特性ではなく、努力して成し遂げたことをほめるべきだ」
「すばやく完璧にできれば賢いと思われるのなら、難しいことには手を出すまい」
9歳のエリザベスは、初めての体操競技会で健闘したが、入賞には手が届かずすっかり落ち込んでしまった。
そこで、エリザベスの親は、
・父さんはお前が一番うまいと思う、と言う。
・おまえが入賞すべきなのに判定がおかしいのだ、と言う。
・体操で勝とうが負けようがたいしたことではない、と慰める。
・おまえには才能があるのだから、次はきっと入賞できる、と言う
・おまえには入賞できるだけの力がなかったのだ、と言う
という様な事はせず、
実際にはこう言ったのだ。
「エリザベス、気持ちはわかるよ。入賞めざしてせいいいぱい演技したのにだめだったのだから、そりゃ、悔しいよな。でもおまえにはまだ、それだけの力がなかったんだ。あそこには、おまえよりも長く体操をやっている子や、もっとけんめいにがんばってきた子が大勢いたんだ。本気で勝ちたいと思うなら、それに向かって本気で努力しなくちゃな」
父親はさらに、楽しむためだけに体操をやりたいのなら、それはそれでかまわないが、競技会でみんなよりも優れた成績を取りたいのなら、もっとがんばる必要がある、ということもエリザベスに言って聞かせた。
つまり、エリザベスの父親は、娘に本当のことを告げただけでなく、失敗から何を学ぶべきか、将来成功を勝ち取るには何をしなくてはならないか、ということも教えたのである。
<しなやかマインドセットのステップ>
こちこちマインドセットになってはいけないと口で言うよりも、親みずからがしなやかマインドセットのお手本を示すことにする。毎晩、夕食の席で、あなたがたは子どもたちに(または夫婦同士で)こんな質問をする。「今日はどんな事を学んだ?」「何か勉強になるような失敗をした?」「今日はどんなことを努力した?」それぞれの質問にたいし、あなたも含めて一人ずつ順番に話していく。どんなやり方で、どんな努力をしたか、どんな失敗をして、そこから何を学んだか。
昨日までできなかったのに、練習して今日はできるようになったことを話して聞かせる。失敗しても挫けずに、それを逆手にとって成功に結びつけた話をミステリー仕立てで話してみる。目下がんばって少しずつ進歩していることがらについて、面白そうに話して聞かせる。するとまもなく、子どもたちは毎晩、待ちきれないように自分のことをしゃべるようになる。そしたら「へぇー、今日は昨日よりも確実に進歩したんのね!」と驚いてみせる。
今日の教訓:しなやかマインドセットが素晴らしい事は分かった。
あとは、実践あるのみ。
実践出来なかったら、どう私は言い訳をするのだろう(汗)
能力は伸ばせるし、人は変われると思う
→しなやかマインドセット
(growth-mindset)