納入仕様書、一昔前は、承認図とも言っていたそうな。。。
施工者から、提出される空調機、ポンプ等の納入仕様書のチェックは、簡単と言えば、簡単。難しいと言えば難しい。
簡単と考えられる理由
・仮に、チェックミスがあっても施工者側に責任を持ってもらえる。
難しいと考えられる理由
・いざ、納入後にチェックミスが分かり、手直しが発生すると、工期が遅れてしまう。
運用までに間に合わない。
・ここで、チェックしておかないと、後で手直しが発生すると、追加の請求をされる可能性がある。
私自身は、難しいと考えている側の人間です。
今の時代は、責任をもってくれる施工者は少なく、仮に現場は終わらせても、追加請求をされる事が多く、チェックは重要。
悲しいかな、
施工者側は原価を圧縮する為、通ればリーチという形で、黙って、勝手にVE,CDを盛り込んだ形で、納入仕様書を提出して来る事が多い。
そこで、私が、実際にやっていること。
納入仕様書の提出段階で
・設計図と変更する部分に関しては、その説明をする事及び、納入仕様書に変更箇所が分かる様に資料を付けるようにお願いしている。
とは言っても、全て説明される事は少なく、都合の良いことばかり、説明され、他の事はスルーしようとされてしまう事が多い。
そういった時は、自分自身、設計図を良く見ておく、
特に
・メーカーリストに記載されているメーカーかどうか?
・機器表の数値と相違は無いか?
・特記仕様が満たされているか?
を確認する様にしている。
そして、もし、一つでも、施工者からの説明漏れが分かったら、
『これは、何かの間違いですか?それとも故意ですか?、信じたくないけれど、嘘をついているのですか?』
と、問いただすようにしている。
施主に黙ってやるVE,CDは詐欺だ。本来は、説明をし、減額金額を提示し、そして実行しなければならない。
特に、初回の資料提出が大切。次もずるずると、黙ってVE,CDをされては、痛手を被る。
嫌な奴だなと思われても、相手が不当なVE,CDをしてくる以上は、手は抜けない。
教訓
納入仕様書のチェックの段階で、気づかないと、
勝手に黙ってVE,CDをされて痛手を被る可能性があるので、
最低限のチェックはする必要有。